Freee会計では、Amazonビジネスと連携させることにより、法人カードのAmazon利用分の明細がFreee会計ソフト側に自動的に取り込まれます。
半自動仕分けにより、ワンクリックで仕分けが完了するのは非常に楽ですが、Freeeの仕様により、Amazonビジネス利用分とカード利用分の重複仕分けが発生し、その為の「振替処理」が発生します。
簿記を理解していると逆に混乱するので、深く考えず「ルーティーンとして丸覚え」するのが楽です。
処理の流れについて
まず最初に、Amazonビジネス(API)の未処理分の処理を行います。ただし注意点が2つあります。
- カード明細を見ながら、ひと月単位で処理を行う。
- この時、日付順に処理し、Amazonビジネス分は、その単位で振替処理を行います。
明細を準備
PDFまたは印刷して、1カ月分の明細を準備します。「自動で経理」で消し込むだけでも良いのですが、漏れや誤りがあると、逆に原因の明細を見つけるために非常に大変な思いをするので、明細をベースに消し込んでゆくのがベストです。
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Amazonビジネスとカード明細の消込処理
まず、「クレジットカードの未処理分」と「Amazonビジネスの未処理分」両方の画面を2つタブで開いておきます。
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次に、明細の上から処理を行います。例えば、4/27 ENEOS-SSですと、Amazonビジネスは関係なく、カード明細側にしかデータがありませんので「通常通り」の処理を行います。
一方、5/6 Amazon MarketPlace 3,480円の明細は、カード明細側にも、Amazonビジネス側にもデータが存在します。
【カード明細】
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【Amazonビジネス明細】
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まずは、Amazonビジネスの処理を行います。すると、
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その処理分がマイナス表示されます。
次に、カード側の振り替え処理を行います。
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振替処理が完了すると「登録残高」が0円になります。
1カ月分を処理した状態で登録残高がゼロになっていれば、Freee会計上の処理が間違いなく処理できています。もしも、マイナスが残っている場合は処理漏れ等が考えられます。1件づつ処理をおこなうのがもっとも安全で確実です。
ひと月分の明細金額の口座振替処理
ひと月分のカード処理が完了したら、忘れずに銀行口座から引き落とされたカード口座との振り替えも行っておきます。当然、ひと月分の明細金額と引き落し金額は一致していなければなりません。
以上でAmazonビジネスの振替処理は完了です。