競合他社と戦えるホームページ

目次

記事執筆: 藤山哲章

競合他社に負けないための要素

 まだインターネット上に情報が少なかった頃、ネットユーザーによって探し当てられたページからは、約20%~50%の割合でサービスや製品が購入されていました。理由は、ネット上に「ライバル会社」が居なかったからです。
 しかし、現在は違います。多くの「ライバル会社」のサービスや製品と比較され、そのうちの2%が成果(コンバージョン)に結びつけば「及第点」と言われるほどの競争率になっています。
 ホームページの爆発的な増加で、世界のホームページの数は約6億サイト(Total number of Websites)、日本国内だけでも約1600万サイトと推定され、その数は今も増え続けています。数の増加は競争を激しくさせるだけでなく、次第に競争の質、つまり、ホームページの役割や目的にも変化をもたらしました。
 これまでの「どうやってアクセス数を増やすか?」ではなく、「アクセスのあったユーザーから、どうやって成果を獲得するか?」です。成果とは、宣伝や告知といった曖昧なものではなく、製品の注文、サービスの申込み、応募といった数値化できる明確な「実利益」です。
 考えてみてください。「あなたなら、ホームページ上でどうやって成果を獲得しますか?」

戦えるホームページの条件とは、ビジネス上の目的、つまりホームページで何を得たいか?というゴールが明確にされてる必要があります。ただ公開しているだけのホームページでは、ユーザーの取捨選択の候補にすら残るのことが叶わないのです。

戦略の重要性

競合他社と戦えるホームページ

 ある文房具店で客寄せのためにウサギを展示しました。
もの珍しさに人が集まります。しかし、一向に文房具は売れません。「戦略無き戦術は無意味」と言われる理由です。一方、戦略のあるプロモーションはこうです。
 ウサギの周りには色鉛筆で描かれたウサギのスケッチをディスプレイして、集まってきた子供達全員にスケッチブックと色鉛筆を渡します。すると、動き回るウサギを親子でスケッチする楽しい体験した子供たちは、目を輝かせて色鉛筆をおねだりして、色鉛筆が飛ぶように売れるのです。

ホームページと企業戦略

「企業戦略」という単語を使うと、何だか「別世界」の話ように聞こえてしまいそうですが、それは「ウサギと文房具」の関係と大して差はありません。
 つまり、目的が不明確で戦略を持たないホームページは、いくらアクセスを集めたところで「客寄せのウサギ」にしかならず、求める成果には「つながらない」ということです。
 適切な目標設定、達成のためのシナリオ、シナリオを実現するための手段、これらを明確にして実行することを、世の中では「マーケティング」と呼びます。既に、お気付きかもしれませんが、ホームページは、マーケティングの一部なのです。そして、マーケティングとして機能するホームページこそ、「戦えるホームページ」にほかなりません。
 では、戦えるホームページを手に入れるためには高度なスキルが必要なのでしょうか?

ホームページと企業戦略
「選ばれる理由」は、本格的なサイト運用が誰にでも出来るから「だけ」ではありません。

選ばれる理由

本来、ホームページ運用には、様々なシーンで専門的なスキルが求められます。

ウェブサイト運用

  • ウェブ更新
  • カスタマイズ(CSS/HTML/JS/PHP)
  • マーケティング
  • コピーライティング
  • バナー製作(Photoshop/Illustrator)
  • 集客(ウェブ広告配信/SNS配信)
  • ウェブ解析(Analytics/ヒートマップ)

保守管理

  • ウェブサーバー保守
  • メールサーバー管理
  • セキュリティ管理
  • ドメイン運用
  • バックアップ(リストア)
  • ウェブサイト監視
  • CMS(WordPress/関連プラグイン)

コンサルティング

  • マーケティング(IT戦術/IT戦略および企画、立案、運用プラン策定)
  • リスクヘッジ(セキュリティリスク、法的リスク、人的リスクほか)
  • プロジェクト・マネージメント
  • ブランディング、システム運用コーチング、業務改善ほか

当社は、サイト運営に関わる全ての皆様に「専門スキルを必要としない」の安定稼働が保証された「サイト運用プラットフォームの提供」、クライアント様が本業に専念するための「環境づくり」そして、「コンサルティング」では経営者の専属ITブレーンとして高い評価をいただいております。

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