自社でホームページ管理！「CMS」ってなあに？
皆さんは「CMS」という単語をご存じでしょうか？
コンテンツ・マネージメント・システムの略なのですが、要するに「専門知識が無くても、Wordのような操作でホームページが編集できる仕組み」です。こんな感じです。
もちろん、凝ったデザインにするには多少の操作方法は覚える必要がありますが、文章の編集だけでしたら、「変更したい文字を選択」ー「打ち換え」ー「保存」で完了します。
ひと昔前までは、ウェブ制作会社に「ここの文章を変更してもらいたいんですけど…」と電話して、伝えて、場合によってはお金を取られて、といったようなことが平気で行われておりましたが、時代は進んでいるのです。
Elementor（エレメンター）とは？
あまり難しい説明をするつもりはありません。CMSには、本当にたくさんの種類がありますが、世界でトップシェアの誇るのはWordpressです。（世界のウェブサイトの実に６０％以上、国内では８０％以上がこのシステムで稼働しております）そのWordpressの機能拡張の１つにElementor（エレメンター）というのがあると思っていください。
このウェブサイトの編集ツールの中でも、このエレメンターの拡張性、操作性は群を抜いていてますので、ウェブサイトを自社で管理したいという方は、是非導入をご検討下さい。
さて、早速ですがElementor（エレメンター）導入済みを前提として、早速基本操作をご案内します。
Elementor（エレメンター）の基本操作
まず、Wordpressにログインします。
左側のメニューの「固定ページ」をクリックすると、作成されたウェブサイトのページ（トップページ、基本理念、料金表etc.）の一覧が表示されますので、編集したいページの上にカーソルを移動させます。
カーソルが乗ると下記のようにメニューが表示されますので、「Elementorで編集」をクリックすると、編集用のページが表示されます。
編集したい箇所、例えば日付を変更したい場合は、その場所の上で「クリック」します。
すると、左側のメニューが切り替わり、クリックした個所の編集メニューが表示されます。
ありとあらゆる個所の変更が可能ですが、今回は日付変更だけなので、打ち変えて、左下のピンク色の「更新」ボタンをクリックしたら変更は保存され、リアルタイムでホームページに反映されます。
ロリポップサーバー特有のエラーの対処法
ロリポップサーバーでは、更新の保存時に「サーバーエラー403」という表示が出ることが良くあります。
このエラーが出る原因は、ロリポップサーバー側でWAF機能（改ざん防止）が有効になっているケースが殆どです。これが邪魔をしてエラーが発生しますので、面倒ですが「一時的に無効」にします。
手順は以下の通りです。
ユーザーページログイン後、「セキュリティ」- 「WAF設定」と進むと、右側に作業を行っているサーバーのURLが表示されますので、設定状態が「有効」になっている場合は、設定変更の「▶無効にする」ボタンをクリックします。設定状態が「無効」に切り替われれば完了です。
先程の編集画面に戻り、編集画面を再読み込みします。通常、キーボードのF5ボタンが再読み込みボタンになっていますので、F5キーを押します。
すると、「再読み込みしますか？」と聞かれますので、「はい」を選択します。
残念ながら、ここまでの修正は「無かったことに」なりますので、再度修正を行って、更新ボタンを押してください。エラーが出ず、ボタンの色がピンクから黒に変われば、保存成功です。
作業終了後に、WAFを再度「有効」にしておきましょう。
自立したホームページ管理
ウェブページ（ホームページ）の更新は、プロに任せないと「知識のない人には無理」と言われてきましたが、そんな時代はとうに過ぎています。自社サービスの事は自社が一番わかっていますし、きめ細かな調整を行えるのは、垢の他人ではなく、自社スタッフであるという観点から、可能な限り「オンプレミス（自社運用）」で行うのがベストとされていますので、無駄な時間とコストをカットする意味でも、ウェブサイトの更新はオンプレミス（自社管理）で行いましょう。
世の中にはいまだに「情報弱者」の企業を見つけては高額な請求をしているウェブ制作会社が後を絶ちません。少しづつでも良いので、自社で作業が行える知識や環境を整えて、自立したウェブ運営を目指してゆきましょう。
以上、「自社でホームページ管理（CMS）の使い方-Emementor（エレメンター）編」でした。お役に立てば幸いです。
