nslookupコマンドオプションについての覚書(技術者向け)

windows11

目次

概要

ドメインの運用状態を確認する際に、nslookupコマンドは非常に重宝します。

ですが、頻繁に使わない方にとっては、あれ?txtレコードってどうやって引くんだっけ?DNSサーバーを指定して引く方法ってどうだったっけ?この下りを何度も繰り返してる方は結構おられます。

nslookup

ですので、とりあえず日常的に使いそうなnslookupコマンドをまとめておきます

コマンド一覧

nslookup hoge.com(IP逆引き)

nslookup -type=ns hoge.com(ネームサーバー)

nslookup -type=mx hoge.com(メールサーバー)

nslookup -type=soa hoge.com(SOAレコード)

nslookup -type=any hoge.com(関連したすべてのレコード)

nslookup amazon.co.jp [DNSサーバー](DNSサーバーを指定)

nslookupコマンドの対話モード

nslookupコマンドには、調査対象をさらに細かく指定する方法があります。

それが、単にnslookupとだけ指定する対話モードです。

対話モードでは、以下のようなことができます。

  • 参照するDNSサーバーの指定
  • 指定されたドメインのゾーン情報の表示

ここで言う「ドメインのゾーン情報」とは、先ほど触れたDNSに書かれたAレコード、MXレコードなどの各レコード情報を指しています。

実際に対話モードをつかう場合は、以下のような流れで行います。

①コマンドプロンプトで以下のように入力してEnterを押します。

nslookup(のみ)

②目的に合わせて以下のように入力します。
 DNSサーバーを指定する場合

> server ns1.dns.ne.jp(例:さくらDNSサーバー)

規定のサーバー: ns1.dns.ne.jp(DNSを固定)
Address: 61.211.236.1

>hoge.com(調査ドメイン)

サーバー:ns1.hoge.com

Address:163.xxx.xxx

というような運用となります。

出るときは

>exit

です。

以上、お役に立てば幸いです。


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